初代~三代陶津(明成) – 神勝寺 陶津窯(しんしょうじやき とうしんがま)広島県福山市の窯元
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初代~三代陶津(明成)

三代 陶津

「窯の中での劇的な変化に戸惑い続けているこの“私”が
完成した作品の中で、紋様と、土と、釉薬に助けられて
ほんの一寸でも息づいていたらとってもうれしいのです。」(三代)

  • 前 日本工芸会正会員
  • 前 福山大学非常勤講師
  • 前 福山女子短期大学非常勤講師
昭和17年 広島県大門町皿山生まれ
昭和37年 広島県立福山誠之館高校卒業
昭和37年 東京藝術大学美術学部芸術学科入学
昭和41年 東京芸術大学 大学院 陶芸専攻科入学
昭和43年 同大学院卒業 愛媛県砥部焼窯元にてロクロ修業
昭和48年 広島県沼隈町にて神勝寺焼 陶津窯を開く
日本伝統工芸展七回入選。
平成11年 NHKBSやきもの探訪ホーム番組にて全国放映される。
「色絵に魅せられて 藤本明成 -広島・沼隈町-」というタイトルで放映されました。
平成19年 彌勒之里美術館にて 神勝寺焼作品展を開催。
4月 第一回「ひろしま」陶芸展参加(広島福屋八丁堀店)
平成20年 彌勒之里美術館にて二回目の展覧会を開催。
7月「備後美術の作家たち展」参加
(福山天満屋)
平成21年 二代陶津の死去により三代陶津を襲名す

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初代~二代

初代陶津(トウシン)

●明治8年生まれ。

大正8年現在地に陶津窯(真鉄焼)を起こし70有余年作陶に精進する。
京展、県美展入賞、入選数回、朝日新聞社主催現代陶芸展招待作家。 献上、買上げ等。
昭和33年中国文化賞者となる。
昭和42年 3月 92歳にて永眠。

二代陶津(トウシン)

●大正3年初代の長男として生まれる。

初代の指導のもと作陶と技術を学ぶ。
昭和11年騎兵五連隊に入隊。昭和13年から昭和15年まで従軍し、帰還。
太平洋戦争時代で作陶困難。その時広島県美展、市美展に出品。
地元県展審査員、京展、朝日新聞社主催現代陶芸展入選。板谷波山創立
全国陶芸展東陶賞受賞、現代工芸展審査員三回。評議員。
光風会審査員多数勤める。
昭和31年 日展出品初入選。(白耀葉文透彫盛器)
昭和38年 日展出品作品日展買上。
昭和42年 日展特選受賞。北斗賞受賞。
昭和43年 日展無鑑査。
昭和39年 第三回現代工芸展出品作品、オーストラリア、ニュージーランド巡廻。
昭和46年 第四会展出品作品ベルリン祭参加ヨーロッパ各地を巡廻。
昭和49年 作品、カナダ、アメリカ巡廻。
昭和55年 広島文化振興基金より広島文化賞受賞。
昭和56年 山陽新聞社より文化功労者として山陽新聞社賞受賞。
昭和59年 第七十回光風展杉浦非水賞受賞。
昭和60年 光風会審査主任になり以後四回勤める。
昭和62年 文部大臣より地域文化功労者として文部大臣賞受賞。
平成3年  勳五等瑞宝章受賞。
平成4年  中国文化賞受賞。
平成7年  光風会名誉会員となる。理事二期勤める。
平成21年8月 96歳にて永眠
二代陶津長男、明成、窯の三代目を襲名す。